夢無き人生は星無き夜の如し

346プロのアイドルと考える、明日から使えない競馬の話

ウマ娘7話とサイレンススズカについて

(ブログ更新サボってすみません。。。)

 

ウマ娘7話見て「あ~これはブログに書かなきゃ!」と思い、久々にはてなブログを開きました。深夜のテンションで書いてるので、誤字とかあったらすみません。

 

*以下ネタバレを含みます

 

 

ウマ娘7話では「サイレンススズカちゃんの競走中止」という重いテーマが扱われています。

実際のサイレンススズカは、1998年11月1日天皇賞秋で競走中止

その後予後不良という措置がとられ、帰らぬ馬となってしまいました。

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さすがにアニメでは登場キャラクターを殺すということはできず、大きな怪我ということになっていました。個人的にこれで良かったと思います。

 

ここからは個人的な見解なので、批判を覚悟で言いますが

サイレンススズカ天皇賞秋で帰らぬ馬になったので名馬になった」

 

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チームスピカの面々と比較すると明らかにサイレンススズカだけ”格下”の存在です。

サイレンススズカは生涯で手にしたG1は宝塚記念のみ、他のスピカメンバーと比べると明らかに実績面で劣ります。

 

では、なぜサイレンススズカは「名馬」の扱いをされるのでしょうか?

 

それは競馬ファンサイレンススズカの「可能性」に夢を見ていたからだと思います。

 

天皇賞秋でサイレンススズカは1000m通過57秒4という、超絶なハイペースで逃げました。どんな名馬でもこのペースで逃げれば確実に失速します。

でも、

サイレンススズカが無事ならきっと逃げ切れていた」

多くの競馬ファンは今でもこう信じています。

それだけ競馬ファンサイレンススズカの”スピード”に魅了されていました。

 

実際の所サイレンススズカが無事でも天皇賞秋を勝ったかは誰も分かりません。

ジャパカップも距離的な不安もあり、好走できるとは断言できません。

 

もしサイレンススズカが無事で、天皇賞秋6着→ジャパカップ12着のような平凡な成績だったら、現在の様な「一流馬」としての扱いは無かったと思います。一時期だけちょっと強かった「マチカネフクキタル」的な存在になっていたかもです。

 

でも、あの天皇賞秋でサイレンススズカの物語が「未完」となったが故、我々はサイレンススズカに無限の可能性を抱くことが可能になったのです。

 

勝負事において「もし~」は禁句です。

でも、

「もし天皇賞秋で無事に4コーナーを回っていたら~」

「もしジャパカップでエルコンドルパサーと対戦していたら~」

「もし有馬記念グラスワンダーと対戦していたら~」

「もし翌年に海外遠征を敢行していたら~」

と何度でも”If”を想像したくなる馬。

それがサイレンススズカであり、今なお人々の心に強く焼き付く「名馬」であることは、間違いのない事実でしょう。