夢無き人生は星無き夜の如し

346プロのアイドルと考える、明日から使えない競馬の話

競馬ファン的ウマ娘解説 ~スペシャルウィーク編~

いよいよ、アニメウマ娘が始まりましたね!

1人の競馬ファンとしてすごく楽しみにしてたので、テンション上がってます!

1話-2話も競馬ファンから見てもデキが素晴らしい!

 「ウマ娘」をきっかけに競馬ファンが増えてくれればいいな~と思っています。

 

そこで、今週からは「ウマ娘」のモデルになった馬が実際はどんな馬だったのか、

競馬ファン的視点で解説していこうかと思います。

ウマ娘を見て競馬に興味を持ってくれた人が、この記事を読んでくれたら幸いです。

 

それでは記念すべき(?)第1回はこちら~

スペシャルウィークについて

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ウマ娘」の主人公スペシャルウィークについて、語っていきたいと思います。

 

スペシャルウィークのプロフィール

 それでは早速、スペシャルウィークことスペちゃんの簡単な自己紹介です。

スペシャルウィークの血統~

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父:サンデーサイレンス

母:キャンペンガール

母の父:マルゼンスキー

 

父は大種牡馬サンデーサイレンス

サンデーサイレンス、通称SSは今の日本競馬を作った凄い種牡馬です。

例えば2016年の日本ダービーは、全ての出走馬が「サンデーサイレンスの孫、もしくはひ孫」でした。「サンデーにあらずんば馬であらずと言われるくらい(?)、今の日本競馬では重要な血統です。

 

母方はいわゆる「シラオキ牝系」と呼ばれる血筋にあたります。

血統表の右下にあるシラオキという馬、スペシャルウィークの高祖母は「シラオキ」という馬でした。今から約60年前に産まれた馬です。

現役時代にも牝馬ながらダービー2着など活躍したシラオキですが、現役を引退した後に繁殖牝馬として産んだ子供、そしてその子孫が走りに走ったので、彼女の血の流れを持つ馬は「シラオキ牝系」とされ、生産者に重宝されてきました。

 

例えば

ウオッカ(母の母の母の母の母の母の母=7代母がシラオキ

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マチカネフクキタル(母の母の母の母の母=5代母がシラオキ

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ウマ娘に登場するキャラの中では、この2頭がシラオキ牝系から産まれた馬です。

 

そして忘れてはいけない母の父「マルゼンスキー

(*競走馬は”父”と”母の父”の能力を強く遺伝すると言われています。

   故に、現代競馬において母の父はその馬の特性を決める重要な要素です。)

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詳しくはまたこのブログで取り上げたいと思ってますが、マルゼンスキー種牡馬としても日本の競馬を大きく変えた馬です。

 

すなわち、スペシャルウィークは…

父方→すげぇ親父

母方→日本の名家

 

こんな感じの血統イメージでオッケーです。

 

さて、ここまで書くとスペシャルウィークは”超良血”という感じですが、実はこの程度の良血は競馬界においてはそこら中にいまして…

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例えば1話で一瞬だけ映ったこの馬、キングヘイローという馬です。

この馬はスペシャルウィークと同い年なんですが、その血統構成は「世界的良血」と評された超のつく良血馬でした。(勿論キングヘイロー自身も大活躍しました)

 

 

さて、超のつかないまでもそこそこの良血であったスペシャルウィーク

彼はまさに波乱万丈な競走馬としての馬生を歩むのですが

あえてスペシャルウィークを一言で表すなら

武豊が初めてダービーを勝った馬」

 

やはりこれに尽きると思います。

それでは、スペシャルウィークがどのようにしてダービーを勝ったのか

次回は当時の資料とともに、振り返ってみたいと思います。

 

今日はここまで。

ここまでありがとうございました。

 

~おまけ~

①個人的な日本ダービーベスト3

09年ロジユニヴァース

11年オルフェーヴル

15年ドゥラメンテ